こんにちは、タロです。
英語を話せるようになりたい方はたくさんいます。
それに合わせて英語の勉強方法は毎年いろんな方法が出てきて、結局何がいいかもよくわかりませんよね。
「英語をこれから頑張りたくて、英会話に行こうと思ってる」
「結局単語ってどこまで暗記すれば良いの?」
「TOEIC満点目指して頑張ってます!」
こういった方向けに一度は読んでほしいです。
英語初心者が勉強すべきポイント2つ
①英単語は暗記ではなく理屈で覚えるのがおすすめ

大人になってから怒涛の暗記や突然英会話に通ったりするのは正直オワコンです。
理由は子供と大人では記憶する方法が異なり、英会話を通じて記憶を定着させる方法は大人の脳には向いていないからです。
人間の記憶力には5段階あって、子供と大人ではその段階が異なります。
子供の頃は「手続き記憶」と言う段階で、いわゆる「身体で覚える」のが得意です。
「手続き記憶」は人間が生存する上で最重要な記憶で、わたしたちが無意識に体を動かしたり日常生活をおくったりすることができるようになるのはこの記憶のおかげです。
子供の頃の英会話が良いと言われる由縁はおそらくこれで、子供は英語を「生きるために重要な行動の一部」として記憶します。
これが大人になると「エピソード記憶」と言う段階になり、「理屈で覚える力」が強くなると言われています。
そのため、体験を通じて学ぶスタイルは定着するまでに時間を要するようになります。
大人になってからダンスや楽器を始めても、なかなか覚えられなかったりするのはそういったせいかもしれません。
同じ理由で、英語にあまり触れてこなかった人が英会話に突然通うのはムリゲー感あります。
なので、単語や文法と言った理屈を覚える方が、記憶にも定着しやすいのです。
英単語に理屈なんてなくね?

実はあります。
日本語と同様で、英単語もパーツで出来ています。
例えば「前回」と言う日本語は英語では「previous」です。
これらはどちらも2つの意味に分解出来ます。
前回→前+回
previous→prae(ラテン語で「前の」)+via(ラテン語で「道」)
といった感じです。
日本語がそうであるように、英単語もほとんどがラテン語にルーツを持っています。
このように理屈を知ると記憶しやすいです。
precise→prae(ラテン語で「前の」)+cis(ラテン語で「切った」)→ 前に切った
⇒正確に
こう言った単語を理屈で覚える方法に特化した勉強法については、スタディサプリの関正生さんの本で紹介されています。
僕は大学生になってから関さんのこのシリーズを読んで英語をより深く理解するようになり、単語や文法が定着するまでのスピードも早まりました。
この本を特に理由もなく突然買ってきてくれた母には今更ながら感謝です。(本当になんとなく買ったらしい)
②英文法は5文型を絶対におさえる

僕が英語を話していて思うのは、やはり文法をしっかり勉強していてよかったなあと思います。
理由は当たり前ですが、英語を話す時はこの5文型のうちのいずれかで話す方が相手に確実に伝わると実感したからです。
この結論に至ったのは、日本人と英語圏の方のコミュニケーションの取り方に大きな違いがあるとバイト時代に理解したためです。
僕は大学時代にホテルで外国人ゲストの相手を1年間ずっとしていました。
その時、僕の伝え方が曖昧だと「I don’t get what you say(何言ってるかわからない)」とはっきり言われました。
逆に僕が相手から何か言われた時、理解できなかったと伝えると「My bad.(私の説明が悪いね)」と理解できるように言い直してくれることが多かったです。
このように、コミュニケーションの軸を自分に持っているので、伝わるかどうかは自分の責任という考えが通常なんだなと思いました。
一方日本人は、日常やビジネスの場でも、曖昧な表現をしてもなんとなく相手が汲み取ってくれるだろうと、相手の理解力に委ねる傾向があります。
これが日本人と英語圏の方のコミュニケーションの取り方の違いです。
この違いを知っておくと、普段使わない単語や表現を覚えることは後回しにしても大丈夫と言うことがわかります。
英語ができる人は口を揃えて「中学生英語で十分」と言うのはこれを実感しているからです。
ぶっちゃけTOEICで900点目指す人向けの英単語なんて覚えなくて大丈夫。覚えたところでその単語を使う機会なんて同じ大学の研究室のクラスメートくらいですから。
それよりも、5文型と言われる基本的な文法を徹底的に勉強することをおすすめします。
外国人が長い文章を話していると格好いいと思いますよね。でもあれも結局は5文型のうち1つで構成される文章を接続詞で繋げているだけです。
「英文法つまらない。つらみ」と言う方へ

英文法って聞くと嫌気が挿す方、いると思います。学生時代の先生が英文法の説明が下手だったのだと思います。
英文法を勉強する時は、「何でそんな言い方が生まれたんだろう?」と背景を知ることをおすすめします。
無機質に思われがちな英文法ですが、どれも無意味に作られた訳ではないのです。
例えば仮定法は気持ちをより現実味帯びて伝える為に生まれました。
I miss you.(君が居なくてさびしい)
と伝えるよりも
I wish I could be there with you. (君と一緒に入れたらいいのに、でも出来ない)
と伝えた方が、「くうう〜」と言うもどかしい気持ちがより相手に伝わりそうですよね。
また他にも敬語などは特徴的です。たまに英語には敬語がなくて楽!と言う人がいますがそれは大間違いです。日本語より細かいです。
Can you ~ ? と I wonder if you could ~. だったら右の方が相手に敬意が伝わります。
こう言った表現に深みを出す為に文法があるのです。
英語も言葉なので、相手に伝えるのは音だけではなく気持ちも含まれます。
こう言った文法の意味を知るだけでも英語の勉強が楽しく意味あるものになると僕は思います。
文法の意味について面白く教えてくれる本は、やっぱり関さんの世界一わかりやすいシリーズがおすすめです。
英語初心者の大人は、身体で覚えず理屈で英語を勉強しよう
子供のように素直な脳みそをお持ちの方は英会話スクールで「ABCDEFG〜♪」と音と口で覚えるのもありです。
大人になると新しいことを覚えるのは大変であることは自分が一番理解していると思います。
多くの英会話教室は、人間の脳の働きに逆行するようなカリキュラム(暗記とか)を組んでいます。
そう言った英会話にお金を費やすよりも、しっかり腰を据えて英語を言語学チックに学ぶことをおすすめします。
今度科学的方法を用いていると宣伝しているプログリットの英会話を体験してくるので、そのレポートも書こうと思います。
ではまた!